アイロムグループ(2372)の株価が絶好調な2つの理由

アイロムグループの株価が好調である。本日も+3.51%の2920円で着地している。では、なぜアイロムグループの株価がここまで高騰しているのか?その理由は、本業であるSMO事業の売上高、営業利益ともに絶好調であることと、iPS細胞作成キットのライセンス契約が好調であるためである。

アイロムグループの主な事業領域は4つである。

1.SMO事業
2.CRO事業
3.先端医療事業
4.メディカルサポート事業

2018年2月8日公表した第3四半期決算の売上高は61億9100万円であるが、その内SMO事業は45億9900万円、つまりアイロムグループの売上高の3/4を占める。このSMO事業の売上高が前年比104%増、営業利益が前年比322%増である。

SMOとは病院などの医療機関の治験業務を支援する事業である。例えば製薬会社が癌の新薬の治験を病院に依頼する時、その治験の患者探し、患者への治験参加の同意、治験参加患者の検査値などをフォローする人間を派遣する事業である。

本来ならばCRCと呼ばれる治験コーディネーターを医療機関が自施設で雇えばSMOは必要ないが、CRC人材は不足している。正確には、高度な専門知識を持ったCRCが不足している。

そのため、アイロムグループのような高度なCRC人材を派遣できるSMO会社と医療機関は契約を結ぶのである。アイロムグループ以外にもSMO事業を手がける企業は複数あるが、癌、希少疾患などの高度な知識が求められるCRC人材を育成できるアイロムグループは業界内での信頼度が高く、選ばれている。

もちろん、高度な知識を有するSMOの派遣費用は月50万円以上と高額であるにも関わらず医療機関は負担できるのだろうか?その点はまったく問題ない。SMO派遣費用は製薬会社から支払われる治験費用で賄えることができるからだ。

また、SMO事業以外にアイロムグループで期待されているのは、先端医療事業に該当するiPS細胞作成キットの販売、ライセンス提供である。この事業の第3四半期売上高は1億6100万円であり、SMO事業に比べるとその事業規模は30分の1程であるが、その将来性に世間は注目しているようだ。

例えば、2018年1月9日にiPS細胞作成キットのライセンス提供契約を米国の製薬会社と締結したリリースを公表後、株価は+4.5%上昇している。例えば、2017年12月12日にiPS細胞作成キットの技術としてアイロムグループの技術を京都大学が採用検討している速報を日経新聞が公表後、株価は+24%でストップ高をつけている。

以上のように、アイロムグループは主力事業であるSMO事業の好調さ、将来性の期待できる先端医療事業の期待より、株価は上昇しているのではなかろうか。

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