小野薬品工業(4528)の株価が下落してるたった1つの理由

2018年4月10日、小野薬品工業の株価が9:07分現在で-8.45%下落しております。昨日の小野薬品工業の時価総額は1.83兆円でしたので、約1500億円が一瞬で吹き飛んだ計算になります。この理由は・・・

そう。小野薬品工業が開発した抗PD-1抗体薬オプジーボの競合品である、MSDが開発した抗PD-1抗体薬キイトルーダがPD-L1発現率1%以上の進行性非小細胞肺癌患者に対する一次治療としての有効性を証明することに成功したからです。

なお、小野薬品工業のオプジーボは同じ試験デザインの臨床試験で有効性を証明することに失敗しております。厳密には、PD-L1発現率5%以上の非小細胞肺癌患者に対する有効性であり、抗PD-1抗体薬の有効性がPD-L1発現率に比例することからも、PD-L1発現率1%以上の患者を対象にしたキイトルーダの方がより厳格な臨床試験でした。



以上の臨床試験の結果より、PD-L1発現率1%以上の進行性非小細胞肺癌患者に対する一次治療としての座はキイトルーダに決定し、その悲壮感より小野薬品工業の株価が下落しております。

肺癌は癌種の中で最も患者数の多い癌であり、肺癌の中で非小細胞肺癌は最も患者数の多い癌です。さらに、キイトルーダの有効性を証明した臨床試験の非小細胞肺癌患者は扁平上皮癌、非扁平上皮癌の両方です。つまり、抗PD-1抗体薬の適応がある患者数の中で最も患者の多い、つまり最も儲かる適応での座をキイトルーダが確立したのです。




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